【BOX】井上、KO勝ちで初防衛
2014年9月5日21時50分 スポーツ報知
◆プロボクシング ダブル世界戦 ▽WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ ○井上尚弥(11R1分8秒 TKO)サマートレック・ゴーキャットジム●(5日、東京・代々木競技場第二体育館)
WBC世界ライトフライ級王者の井上尚弥(大橋)は同級13位のサマートレック・ゴーキャットジム(タイ)を11回1分8秒、TKOで下して初防衛に成功した。戦績は7戦全勝(6KO)となった。
井上は慎重な立ち上がりから4回、左右の連打から右フックで最初のダウン。6回には強烈な左ボディーで倒した。終盤はやや攻めあぐんだものの、11回の連打で仕留めた。
井上尚弥「本当に情けない試合をして申し訳ない。相手がタフだった。ライトフライ級に仕上げたのがいっぱいいっぱいで、試合では何も出せなかった。勝てて正直、ほっとしている」
サマートレック・ゴーキャットジム「負けたのは悔しい。最後まで闘える自信があった。井上はとても強い。これからずっとチャンピオンでいられる器だと思う」
井上尚弥の父でトレーナーの真吾さん「(井上は)気合が空回りしたところがあった。相手はタフだった」
◆井上 尚弥(いのうえ・なおや)神奈川・相模原青陵高時代にアマチュア7冠。12年10月プロデビュー。13年8月に最速記録に並ぶプロ4戦目で日本ライトフライ級王座獲得。ことし4月のWBC同級タイトルマッチで日本選手最速のプロ6戦目で世界王座奪取。右ボクサーファイター。7戦全勝(6KO)。身長163センチ。21歳。神奈川県出身。