【BOX】村田、判定で5連勝も連続KOは4でストップ
2014年9月5日21時17分 スポーツ報知
◆プロボクシング ▽ミドル級10回戦 ○村田諒太(判定3―0)アドリアン・ルナ●(5日・代々木第二体育館)
ロンドン五輪男子ミドル級金メダリストでWBC同級12位の村田諒太(28)=帝拳=はプロ5戦目のノンタイトル10回戦で、同21位のアドリアン・ルナ(24)=メキシコ=を判定で下して無敗を守った。デビュー以来の連続KO勝利は4で止まった。
村田は4回に右の強打の連発で仕留めきれず、ここから苦戦を強いられた。5連続KO勝ちを逃した村田は「ボクシングで初めて弱気になった」と正直に明かした。9回にはコーナーに追い詰めながら、強打を打ち切れずに後退。会場からはため息が漏れた。
村田諒太「倒したかったけど、そんなにうまくいかないと教えられた。6回くらいからきつくて、心が折れそうになった。しっかり練習したい」
アドリアン・ルナ「村田と判定までいったのは自分が初めて。完璧にやられたという気はしなかった。自分に足りないところが分かったので、また上を目指して頑張りたい」
本田明彦・帝拳ジム会長「(村田は)パンチが当たらないと思って力んでいた。まだ完成品じゃない。簡単に倒せたら何にもならない。全てが経験。収穫のあった試合だった」