永ちゃん登場におしゃれ女子も仰天「ヤバイ、ヤバイ」…ＴＧＣ

　日本最大級のファッションショー「第１９回東京ガールズコレクション２０１４」（ＴＧＣ）が６日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催され、ロック歌手の矢沢永吉（６４）がシークレットアーティストとして１０周年のオープニングをド派手に飾った。１００人を超えるモデルや、多くのゲスト、アーティストが繰り広げた最先端のステージに延べ３万３２００人の観客、２４７媒体８３１人のメディアが集まった。

　１０周年を迎えた今回のＴＧＣのテーマ「パワー・オブ・ファッション」にロックのパワーを注入した。矢沢永吉の登場でスーパーアリーナの空気が変わった。大人の男の色気漂うワイルドなシャウトで、ガールズをヒートアップさせた。

　オープニングの期待が高まる中、メーンステージの袖から黒革のロングコートをまとった矢沢が現れた。独特のシルエット。ステージ前列や勘のいい観客の一部がざわつき始める中、大型ビジョンに顔が映し出されると「ウワァー」という驚きと喜びの入り交じった歓声がわき起こった。

　１曲目「レイニー・ウェイ」のイントロの間に、ランウエーの先まで歩いた矢沢はコートの前をあけると、赤い柄入りの黒シャツ姿で、おなじみのマイクスタンドを回転させるパフォーマンスを見せつけて熱唱した。後から続々入場してくる１０代、２０代のガールズも「え？　マジ！？」「ヤバイ、ヤバイ」を連発するサプライズだ。

　客席にコートを脱ぎ捨てた矢沢はランウエーを逆方向に疾走し、「ありがとう。ロケンロール！　ロケンロール！」と会場をあおり、２曲目「サイコーなＲｏｃｋ　Ｙｏｕ！」に突入。歌い終わると「ありがとー。センキュー！　センキュー！　センキュー！！！」と連呼し、さっそうと去った。

　約８分のスペシャルなライブ。余韻が残る舞台に登場した司会のお笑いトリオ「パンサー」は「超ビックリしたよ。見られないですよ、普通」（向井慧）、「はんぱじゃないＢＩＧだよね」（尾形貴弘）と驚喜した。

　ＴＧＣでは、これまでもオープニングに目玉となるアーティストが出演。ＴＧＣサイドは「１０周年の節目に圧倒的なＮＯ１アーティストに出ていただきたかった。数々の伝説を残してきた矢沢さんに出てもらうことで若い女の子たちにパワーを与えたかった」と説明。１年以上前から交渉を続けた結果、インパクト十分のオープニングが実現した。