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デング熱、神宮外苑で感染か 外濠公園の可能性も

2014年9月7日6時0分  スポーツ報知

 厚生労働省は6日、デング熱感染が確認された東京都の60代男性が明治神宮外苑か、防衛省のすぐ東から南にかけて位置する外濠公園で感染した可能性があると発表した。

 男性は8月に、これらの公園で蚊に刺されたという。感染源に挙げられていた代々木公園、新宿中央公園を最近、訪れたことはなく、海外渡航歴もない。

 一方で、男性から検出されたウイルスの遺伝子が、代々木公園で感染した患者のウイルスと完全に一致。厚労省は、代々木公園で蚊に刺されて感染した人がこれらの公園で蚊に刺され、その蚊がウイルスを持つようになった可能性があるとみている。厚労省などでは、男性の最近の行動範囲を今後詳しく調査する。

 厚労省はこの日、東京23区の保健所長らを集めて緊急対策会議を開いた。主要感染源とみられる代々木公園のほか、世田谷・目黒・中野・新宿・港・杉並の各区で、利用者数が多く、低木などヤブ蚊が生息しやすい環境にある公園を対象に蚊の調査をすると決めた。宮下公園(渋谷区)、杉山公園(中野区)、有栖川宮記念公園(港区)では午後から調査を始めた。ウイルスを持っている蚊が確認されれば、蚊を駆除して感染の危険性を減らす。

 また、札幌市が国内感染者として発表していた40代女性が「明治神宮に行った後に蚊に刺されたことに気づいた」と話していることも判明。女性は代々木公園には行っていないが、明治神宮が隣接しているため、札幌市は「代々木公園周辺で蚊に刺された」と公表した。

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