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池上氏の連載掲載拒否 朝日新聞がおわび「間違った判断」

池上彰さんのコラムを載せた9月4日付(右上)と、慰安婦問題特集を載せた8月5日付の朝日新聞紙面
池上彰さんのコラムを載せた9月4日付(右上)と、慰安婦問題特集を載せた8月5日付の朝日新聞紙面
Photo By 共同 

 朝日新聞がジャーナリスト池上彰氏(64)の連載コラム「新聞ななめ読み」の掲載を一度断った問題で、6日付の朝刊で「多様な言論を大切にする朝日新聞として間違った判断で、読者の信頼を損なった」とおわびし、経緯を説明した。連載の継続については「誠意を持って話し合いを続けていく」とした。

 おわび記事によると、朝日新聞は8月5、6日付朝刊で、従軍慰安婦報道を検証した特集を掲載。その後、関係者への脅迫的行為や営業妨害が続いていた。「こうした動きの激化を懸念するあまり、池上さんの原稿にも過剰に反応してしまった」と掲載を見合わせた理由を説明している。

 池上氏のコラムは毎月1回掲載され、テーマを絞って各紙の報道を論評する内容。掲載が見送られた29日分は27日に届いた。同紙は翌28日、「このままの掲載は難しい」と修正を打診したが、池上氏は「原稿の骨格は変えられない」とし、「掲載されないなら朝日新聞との信頼関係が崩れたことになり、連載も続ける状況にない」とも発言したという。

 掲載見合わせに関して読者から疑問や批判の声が寄せられ、朝日新聞は一転して9月4日に掲載した。池上氏のコラムは、従軍慰安婦報道の検証記事について「過ちを訂正するなら、謝罪もするべきではないか」などと指摘していた。

[ 2014年9月7日 05:30 ]

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