私の会社とサイバーエージェントさんとの合弁で作った「755」がブレイクし始めている。AKB48のプロデューサーである秋元康さんがトークライブを始めたのをきっかけにして、大量のAKBグループメンバー達がトークライブをはじめ、一時はサーバダウンしそうな状況になった。そんなこんなでiPhoneのアプリランキングで無料の6位まで上昇する事態となっている。予想したことではあったのだが、実際に体験してみると結構な驚きではある。
なぜスマートフォンアプリなの？
なぜ「755」のようなアプリを作ろうと思ったのか、それはスマートフォンがこれだけ普及してきているからだ。スマートフォンは「電話」ではない。日本語に訳すと多機能電話機だが電話機能は数あるアプリのうちの一つでしかない。電話アプリアイコンは削除することが出来ないから私は端っこのあまり使わないフォルダにいれいるくらいだ。実は電話機というよりは使い勝手が超絶にいいUNIXパソコンだという定義が正しい。iPhoneのiOSはスマートフォンのデバイスドライバに完全に対応したMacOSである。MacOSの元になっているのはBSD-OSというUNIXの一種をカスタマイズしたNextOSだ。またAndroidはLinuxベース。つまりスマホOSはもともとはUNIXなのである。つまり超高性能なOSを搭載したモバイルブロードバンドインターネットに常時接続した、そして使い勝手のよいパソコンを皆電話だとおもって半ば騙されて手のひらに掴まされているわけだ。
そんなスマホ時代には今までのようにブラウザでウェブをもっさり見る、という使い勝手はあまり好まれない。スマートな操作性にユーザが慣れているからである。だからネイティブアプリが必須とされる。スマホに完全に同化したアプリを作らねばならないし、サーバサイドもその動作に合わせて軽くしないといけない。無駄な機能は、ばっさりカットして操作性を極めたSNSって実は存在しない。TwitterもFacebookもPCの時代に作られたものだ。いや、未だにサービス提供者側はPCでサービスを構築しているので、スマホファーストと言いながらもそれを徹底できてない。だから結果としてユーザがその操作性を我慢しなければならない。
いや、ユーザは不便であることに気づいてさえいないのかもしれない。選択肢が無いからだ。SNSでもメディアでもない個人間のメッセージツールはLINEやWhatsappのような成功事例が出てきている。が、SNS的な繋がりを持つアプリはまだ有力なものは出てきていない。755はその一角を占める可能性を持っていると判断している。
これからもっと機能アップを図っていく予定ですのでぜひ期待してください。
好評発売中です。