文章を強調するときのルール、決めていますか?

これも先日の「心をつかむ文章術」セミナーで、ご質問いただいた中にあって(改行についてのご質問でしたが)、これも大切なことなのでお話ししたいと思います。

強調の仕方にはいろいろありますね。

太字にしたり
下線をひいたり
字を大きくしたり
赤字にしたり
文頭にマークを持ってきたり
太字+下線というように組み合わせたり

改行によって周りに余白を入れたり


では、どれがもっとも強調したいことでしょうか?伝えたいことでしょうか?





強調の種類をいろいろ使ってしまうと、とてもわかりずらくなります。大切なところを示すという、本来は親切な行為が裏目に出てしまうんです。

実際、上の強調の種類を示した部分、見ていてちょっとイヤじゃありませんか?でも、書き手は伝えたいと思うばかりに、いろいろな強調を使ってしまいがちです。

高松市で、定額給付金の説明書がわかりにくく、申請書類不備が7割(!)にものぼったというのは、コレが主たる原因です。太字、下線、網掛けなどを狭いスペースに多用し、なんとかわかってもらおうとしたところ、逆にわかりずらくなってしまった。(これについての詳しい解説は、InspireReadersに掲載していますので、ご興味のある方は登録してみてください)



効果的に強調し、読み手に伝わる文章にするには、あらかじめ「強調のルール」を決めておくことです。

そして、このルールは、3種類くらいがいいでしょう。


さむコピブログの強調のルールは、「太字」「アイキャッチのための絵文字」「余白」の3種類。これしか使いません。

見出しを作るときには、この3つをかけあわせます。
文章中、大切なことだから強調しようというときには、太字にします。余白をとるのも効果的です。話しているときも、大切なことを言う前には「間」をとったりしますよね。それと同じように、余白を使って印象的にします。


強調は、読み手に伝えたい大切な部分だから使うのですよね。どう使えば、本当に伝わるだろうか?考えてみてください。これまで漫然と強調していた方は、種類を3つに絞って使い分けるようにするだけでも、読み手に伝わりやすくなると思います。


一つ注意点。WEB上で「青字+下線」を強調に使うのはやめましょう。リンクだと勘違いしますので。



(句読点や倒置法など、文章自体で強調する方法はまたの機会にお話しします。)





いつも応援ありがとうございます
一日二つ、こちらをぽちっと押してください!
やる気がでまーす(。・ω・)ノ゙



にほんブログ村 士業ブログへ

人気ブログランキングへ