今週のテーマは・・・「ぼくたちの音楽ルーツをお話しましょう!」
(左:黒田俊介さん 右:小渕健太郎さん)
ニューアルバム「CALLING」(8/5リリース)
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質問
「お二人の活動の原点が路上ライヴというのは有名な話ですが、最初はやはりカヴァーからですか?」
小渕:100%カバーです。僕はボーイやユニコーンをやっていました。
黒田:ボーイとユニコーンをアコギ一本でやってるっていうのが面白いでしょ(笑)僕は尾崎豊さんとかブルーハーツとか長渕剛さんとか・・・。当時のストリートは尾崎豊さん、ブルーハーツ、長渕剛さん、ほとんどこの3つに分かれていました。ちょっとしてからゆずさんが出てきて、ストリートが一気にゆず色に染まったんですよ(笑)!
質問
「プロになりたいと思ったきっかけは?」
小渕:僕は憧れのギターリストがふたりいたんです。布袋さんと民生さん!バンドかひとりで演奏するのかはわからないけど、あの二人のようになりたいっていう憧れがありました!
黒田:17歳のときに初めてストリートに出たんです。地元の駅前で歌ったら3000円もらったんです!!その当時自給600円ですよ(笑)人生ひっくり返るくらいの経験でそれがきっかけでしたね~
黒田:17歳のときに初めてストリートに出たんです。地元の駅前で歌ったら3000円もらったんです!!その当時自給600円ですよ(笑)人生ひっくり返るくらいの経験でそれがきっかけでしたね~
質問
「コブクロとして活動するようになってからも影響を受けたという曲はたくさんあるとありますが、1曲挙げるとすれば?」
小渕:ストリートで演奏していて、雨が降ってくるとお客さんがいなくなるんですね。でもそれこそ「チャンス!」って感じで。そういうときはストリートミュージシャンもいなくなるんで独壇場になるんです。そこで歌っていたのがRCサクセションの「雨上がりの夜空に」です。この歌のおかげでまたお客さんが集まってくれたりしたので、二人でしょっちゅう歌っていましたね。質問
「いよいよニューアルバムがリリースされますが、自分たちが表現したいことと、ファンが期待していることが、少しずれてしまったのでは?なんて不安を感じることは?」
小渕:2007年に前作を出して、賞もいただいてうれしかったんですけど、もうそのときから、「次の曲の作り方を発見したい」ってことを二人で言ってたんです。たくさんの人が聴いてくれるのはうれしいけど、ここにこのままいちゃいけないって。いつも次のことを考えていて。思いついたコードとかちょっとしたことから録音して、初期衝動を大事にしてやりました。黒田:僕らはアルバムのテーマがあって作るタイプじゃないんです。曲が出来上がって、それが集まり、アルバムテーマが出てくるというか。そして僕らもそうですけど、好きなアーティストの曲って穴があくほど聴くでしょ。僕らのアルバムを聴いてくれている人もじっくり聴いてくれているわけで、だからバーンと勢いだけで作るというのはアカンなって11年やってきて実感しています。だから時間をかけて緻密に丁寧に作りこんでいくんです。
質問
「先ほど話をしたコブクロの音楽ルーツの遺伝子は、どんな形でこのアルバムに生かされていますか?」
小渕:実は「サヨナラHERO」という曲があるんですが、これはレコーディングの最後にできた曲で、清志郎さんが亡くなって、僕の中に、どこにぶつけたらいいのかわからない想いがあったんですね。僕がRCを知ったのは、ユニコーンとRCがセッションしているTV番組だったんですけど、そのときに演奏していたのが「雨上がりの夜空に」だったし、黒田との思い出の曲でもあるし、そんな「雨上がりの夜空に」に対する想いをぶつけたのが「サヨナラHERO」なんです。M-1
ヒゲとボイン
ユニコーン
M-2
雨上がりの夜空に
RCサクセション
M-3
サヨナラHERO
コブクロ