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政治
舛添知事「来年は行わない」 アジア大都市ネット見直し、手腕に注目
2014.9.6 19:49
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【トムスク(ロシア中部)=福田涼太郎】東京都の舛添要一知事が参加する「アジア大都市ネットワーク21」(アジネット)の総会は6日、ロシア・トムスクで最終日を迎え、組織の根本的見直しを盛り込んだトムスク宣言を採択。舛添知事は「来年は行わないことが決まった」と次回開催の見送りを明らかにしたが、目指す姿に向けた課題は少なくない。
今回の総会はバンコクが直前に欠席を表明し、出席都市は全13都市中5都市となり、うち3都市は首長ではなく代理が参加。舛添知事は総会で「首長同士の情報交換の場という役割が不十分」と述べ、組織のあり方を見直すことを提案、全加盟都市の支持を得た。
総会は回を重ねるにつれ、新規事業が出にくくなっているなど、「組織運営がマンネリ化」(舛添知事)し、首長の出席率も低迷。舛添知事は総会で、組織のあり方について「強い危機感を抱いている」と述べ、共同会見でも見直し後の組織について、「首脳同士が顔を合わせる機会を大切にしたい」と首長の集合にこだわった。
また、台北との政治的軋轢(あつれき)などから脱退した北京の復帰問題については「北京が戻ってこれるような新しい枠組みが必要かもしれない」としたが、先行きは見えない状況だ。
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