冷静な状態や、日々まともな新聞などを読んでいれば、騙されないのでしょうが、不治の病や余命宣告等、追いつめられたり、苦しい状況が続くとこういうニセ医学でも信じてしまうのでしょう。
製薬業界の陰謀論や、ステロイドや抗がん剤、ワクチン等の副作用を利用したインチキ医療ビジネスの仕組み、クスリで儲けているというニセ情報等々の実態を分かりやすく説明しています。
自分も思い込んでたニセ医学的(ニセ健康法的)な知識があったので、見分け方や、注目するべき点等々、改めて勉強になりました。
個人の病気や健康状態とは別に、これを読んでテレビや映画、小説・漫画等々の影響も大きいなと感じました。
普段からそういうもので強い刺激にならされていて、刺激が大きい方がインパクトがあって、正しく感じたり、新しく感じたり、それで信じてしまうことってありますよね。
でも、真実って意外と地味で、面白くなくて、時に絶望的で。
そういう側面もあるのかなと。
この本に出てくる現代医療や代替医療民間療法や健康法を筆者は全て否定しているわけではありません。
どこまでが根拠があって証明されていて、どこからが未確認、あるいはウソであるかを丁寧に解説。
それがどう証明されているか、またその根拠となる文献や論文(世界的に評価を受けている)も示してあります(私レベルの脳ミソでは、それすら信用できるものかどうか判別できないのですが…英語読めないし。。。)
それすら世界の医療業界の陰謀だとか言われたら、もうお手上げですけどね…(=_=;)
(また以前読んだ『ゼロリスク社会の罠』(佐藤健太郎/光文社新書)の内容にも繋がる所があって、同時に読むと良いかもしれません。)
自分が、この書籍の内容を信用しているのは、薦めていたのが荻上チキさんという社会問題(特に貧困・格差)を扱う評論家・編集者・活動家だったから。
何冊か書籍も読んでいたので、その人が推薦するなら信頼できるかなと。
今の情報過多な時代、そういう独自の判断基準を持つ、構築していくことが重要な気がします(その為には、本をたくさん読む、講演やワークショップに出向く等、人にたくさん出会うことが必要になってくるのかな)
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