デング熱、ヒト型抗体の開発に成功
TBS系(JNN) 9月5日(金)22時46分配信
蚊を媒介にして感染者が広がっているデング熱。そのウイルスの増殖を抑えることができるヒト型抗体の開発に名古屋の企業が成功したと発表しました。「デング熱の治療用のヒト型抗体の開発に成功した」(医学生物学研究所 佐々木淳社長)
開発に成功したのは、名古屋に本社がある医学生物学研究所です。2009年からタイとの共同プロジェクトを始め、去年、開発に成功したということです。
すでに論文などは発表していましたが、これまで日本国内での関心が高くなかったこともあり、実用化に向けた臨床試験などはまだ行われていません。
実用化には多額の資金が必要なため、今後は国内外を問わず、製薬会社との提携を模索する方針ですが、実用化されるには「数年はかかる」ということです。(05日19:37)
最終更新:9月5日(金)22時46分