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政治
自治体や3セク運営鉄道の9割は「利用者予測が過大」 全国オンブズマンが調査
2014.9.5 18:09
全国市民オンブズマン連絡会議は5日、過去10年間に開業し、地方自治体や第三セクターが所有または運営する鉄道22路線のうち、約9割に当たる20路線で、初年度の利用者数が事前予測を下回っていたとの調査結果を発表した。このうち9路線は実績値が予測の50%に届かず、同会議は「需要予測が過大だった」と指摘している。
同会議によると、事前予測との差が最も大きかったのは、三セクの中之島高速鉄道が所有し、京阪電気鉄道が運営する中之島線(大阪市)。利用者が1日当たり12万3千人との予測に対し、実際は2万5千人(20・3%)だった。
名古屋臨海高速鉄道のあおなみ線(名古屋市)、大阪市交通局の地下鉄今里筋線なども予測に対する実績の比率が20%台だった。
調査は、2004年以降に開業した路線のうち利用者数が公表されている22路線が対象。
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