【陸上】山県、男子100準決で10秒14
2014年9月6日6時0分 スポーツ報知
◆陸上 日本学生対校選手権第1日(5日・熊谷スポーツ文公園陸上競技場)
韓国・仁川アジア大会(19日~10月4日)代表の山県亮太(22)=慶大=が男子100メートル準決勝で10秒14の好記録を出した。6日の決勝では日本人初の9秒台の期待がかかる。同大会代表の桐生祥秀(18)=東洋大=は400メートルリレーにアンカーとして出場。チームは予選敗退も調子は上向きで、6日から始まる200メートルで日本ジュニア記録(20秒29)更新を目指す。
男子100メートル準決勝2組、中盤から一気に加速した山県は終盤は余裕を持ってフィニッシュした。それでも10秒14。ゴール付近のスタンドに陣取ったチームメートから「9秒台! 9秒台!」の大コールが飛び出した。
「夏にロングスプリント(300~400メートル)の練習でヒントをつかんだ。走りの中で体重が乗ってくるまで待つべきところは待つ。リズムが大事になると分かった」。慶応ボーイは理論的に話した。100メートルを回避したライバルの桐生はスタンドで観戦。「速いなー、と思いました」と感心したように話した。
決勝が行われる6日午後2時40分の天気予報は晴れ、気温31度、軽い追い風。好条件がそろう。「決勝は、良かった点と修正点を整えて落ち着いて走りたい」と冷静。歴史的な快挙が起きる可能性はある。