大阪都構想:総務相了承の協定書、橋下市長らに渡す
毎日新聞 2014年09月05日 11時04分
大阪都構想の制度設計をする法定協議会が5日開かれた。大都市地域特別区設置法の規定に基づき、法定協会長の浅田均府議(維新政調会長)が、総務相から了承された協定書(設計図)を橋下徹市長(維新代表)と松井一郎知事(維新幹事長)に手渡した。
協定書議案を提案するまでの法手続きは今回で終わり、大阪市は10月1日に、大阪府は9月25日に、それぞれ議会に提案する方向で府市が最終調整している。ただ協定書は維新が単独で決定しており、野党会派の賛成を得るのは厳しい情勢だ。
法定協で橋下市長は「ここまできた以上、協定書を全否定(否決)するのは、これまでのプロセス、民意を無視することになる」と野党をけん制した。【山下貴史、熊谷豪】