集団的自衛権:行使容認反対 日比谷野音で5500人集会

毎日新聞 2014年09月04日 20時25分(最終更新 09月04日 22時07分)

集団的自衛権行使容認に反対し、デモ行進をする人たち。中央奥は国会議事堂=東京都千代田区で2014年9月4日午後7時37分、竹内紀臣撮影
集団的自衛権行使容認に反対し、デモ行進をする人たち。中央奥は国会議事堂=東京都千代田区で2014年9月4日午後7時37分、竹内紀臣撮影

 東京都千代田区の日比谷野音(大音楽堂)で4日、集団的自衛権の行使を認めた閣議決定に反対する市民の集会が開かれた。第2次安倍改造内閣の発足後初の大規模な反対集会。法政大の山口二郎教授は、集まった市民約5500人を前に「友人らに憲法を大事にする気持ちを伝え、世論を変えることが安倍政治と戦う最大の方法だ」と訴えた。

 主催は市民団体「戦争をさせない1000人委員会」と「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」。参加者は集会後、東京・銀座をデモ行進した。川崎市川崎区の会社員、佐藤優子さん(58)は「秋の臨時国会では、憲法9条を守るための審議を尽くしてほしい」と話した。【野島康祐】

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