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デング熱の抗体 ベンチャー企業が開発
9月6日 0時08分

名古屋市にあるベンチャー企業がデング熱の治療薬に必要となるウイルスの抗体を開発したとして、治療薬の実用化に向け今後、協力会社を募ることを発表しました。

これは名古屋市に本社があるベンチャー企業、「医学生物学研究所」が東京都内で記者会見して発表したものです。
発表によりますとこの会社は、大阪大学の研究グループやタイの国立の研究所などとともにデング熱のウイルスに有効な抗体を開発したとしています。
この抗体は、デング熱のウイルスの4つの異なる型すべてに対して、ウイルスの増殖を抑制する効果が期待できるということです。
会社では、この抗体をことし2月に開発しましたが、今後、治療薬を開発するには臨床試験などに協力する製薬会社を募る必要があるとして、今回改めて発表したとしています。
「医学生物学研究所」の佐々木淳社長は、会見で「パートナーとなる製薬会社を見つけて、治療薬の開発を始めたいが、開発には数年はかかる見通しだ」と述べました。デング熱を巡っては、大手製薬会社の「武田薬品工業」もワクチンの開発に向けた臨床試験を進めるなど、さまざまな研究開発が行われています。

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