大分駅―中央町商店街に アーケード設置へ【ZOOMまちなか】

 JR大分駅ビルの建設など大きく変貌を遂げようとしている大分市中心市街地で、国道10号をまたぎ駅北側と中央町を結ぶアーケード設置の計画が進んでいる。関係者は「実現すれば、駅から県立美術館(2015年4月開館予定)までが一続きになる」と強調。年度内に行政の許可を得た上で、来年度中の着手、完成を目指している。

 大分市中央町商店街振興組合が4日、発表した。計画ではアーケードは地上9メートルで、長さ約33メートル、幅約16メートル。セントポルタ中央町商店街の大分駅側出口からアーケードを延伸、中央町入口交差点で国道10号の横断歩道上を通り、末広町1丁目側のアーケードにつなげる。
 組合は8月、市に基本設計の図面などを提出。認可や市・国の補助金が得られるかといった協議をしている段階という。事業費は約1億円を見込み、補助金を利用するほか、協賛企業を募る。
 市開発建築指導課によると、アーケードの設置には市建築審査会の同意を経て市の許可が必要となる。建築基準法では原則、道路に突き出た建物の建築はできない。許可を得るには▽安全性などの基準に合致する▽街全体に寄与する公共性がある―などがポイントとなる。
 組合は、駅北側から中心商業地を通って県立美術館まで導く動線をつくれば、雨にぬれずに移動できるなど利便性が大きく向上すると期待。小橋雅治理事長は「駅から人を呼び込む一つのアイテムになる」と話している。 
※この記事は、9月5日大分合同新聞朝刊1ページに掲載されています。

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