ヘッジファンドも警戒-スコットランド独立なら波乱
9月4日(ブルームバーグ):ロンドンのヘッジファンド、イースト・ロッジ・キャピタル・パートナーズは英国債とポンドの相場下落に備えたヘッジをしている。スコットランド独立の是非を問う住民投票を2週間後に控え、波乱が予想されるためだ。
事情に詳しい関係者が匿名を条件に述べたところによると、アリステア・ラムスデン氏が率いる同ファンドは、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)株の空売りもしている。スコットランド人が独立を選択すれば、RBSの株価が下落するとみている。
18日の住民投票が近づくにつれて、独立反対派のリードは狭まってきた。まだ態度を決めていない住民の割合を見ると、賛成派の逆転勝利もあり得る。ゴールドマン・サックス ・グループは、スコットランドが独立を選べば英国が危機に陥りかねないとみている。
シティグループのクレジットストラテジスト、ハンス・ローレンツェン氏も「独立賛成派の勝利なら英国をめぐる不透明感が非常に高くなり、ポンドから英国債まであらゆる資産が影響を受けるだろう」と話している。
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Alastair Marsh amarsh25@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Shelley Smith ssmith118@bloomberg.netMichael Shanahan, Daniel Tilles
更新日時: 2014/09/05 16:32 JSTニュース一覧
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