富士山登山を楽しむことよりも、登頂することに主眼を置いていた筆者ら。次は余裕をもって登山するためにはどうすればいいかを考察した。ツアーよりも自分たちで車で五合目に行く方が時間制限なくていいね。
概要
富士山を弾丸登山した後の考察や反省。弾丸登山を3回経験した筆者が率直な意見を述べる。このページは次の7記事の続き。いただいていたコメントをいくつか引用する。
筆者らが利用したサンシャインツアーについては次のページで確認できる。
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筆者に関して
いろいろとマイノリティに属する人間。寒いのが嫌で海外生活したり、持ち物を99%断捨離したり、生活コストが低いので西成のドヤに住んだり、現在は事故物件で布団も買わずに寝袋シンプルライフ中。
筆者はネタでやっているのではなく真面目に生きているが、常識人からは変わった人と思われがち。そんな人の弾丸登山の考察なので参考にならないかもしれないが、一意見として見るのはありかもしれない。
弾丸登山って何?
定義
弾丸登山とは、登山中にろくに休憩せずに登頂しすぐに下山することをいう。
弾丸登山(だんがんとざん)とは、山小屋などで十分な休息をとらないで一気に頂上を目指す登山のことである。この用語に明確な定義はない。日本で一番高く人気のある富士登山で特に問題視される。
自粛を
上記動画で映っている看板は下図。実際に撮影したよ。
ちなみに、上記動画の最後にひらひらミニスカートの女性が下山している。この装備に関しては問題ないのかな。
サンシャインツアーの弾丸ツアー
フリーコースに関する結論
登山に慣れている人だけが参加すべき。慣れていない人は11時間では余裕がない。
フリーコースに関して
現地にて11時間以上たっぷり使える完全フリーコース
サンシャインツアーのサイトから引用
結論に至った理由
バスから煙がでて途中から徒歩で五合目に行くというトラブルはあったが、午前8時半には五合目に着いていた。帰りのバスは19時半なので11時間の自由時間があった。
登山7時間、下山4時間かかるとしたら11時間はたっぷりとはいえず、ぎりぎりの時間だ。筆者らは登山6時間40分、下山3時間半かかった。
よって、富士山登山に慣れている人だけがこのフリーコースを使うべき。どうりで同じバスの他の登山者にフリーコースがいなかった訳だ。
いただいた次のコメントにあるとおり、タイムリミットもきつかった。
頭痛がどうなるかハラハラしたよ。無事帰還できてよかった~。時間との闘いも…ツアーで行くと時間がシビアなんですね。
beefm
登頂に固執していたため下山時間配分が甘かった。次のコメントにあるとおり、このくらいの余裕を持つべきかもしれない。
死ねばいいのに“15時38分、下山開始”話にならない。下山開始の目処は13時くらいだろ。慣れてるならともかく。
Ez-style
事前にトレーニングすべきか
登山時間はアスリートで1時間半、一般健康男子は4時間だよ。運動不足すぎ。
xevra
富士山登山の前に走りこむなどしてトレーニングしておく方がいいだろう。筆者は初回から3回目の登山前には走ったり階段の昇り降りをして十分な対策をした。それでも毎回高山病になっていた。
今回の4回目登山前に走りこみを2回しかしなかったので十分とはいえないだろう。それでも過去3回と同じように登山できた。平地での走りこみとはまた別の体力が登山には必要なのかな。
とはいえ、事前にトレーニングしていれば、「トレーニングしてきたんだし大丈夫なはず」というようなプラシーボ効果があるかもしれないし、鍛えておくに越したことはないだろう。
ちなみに、3回目に富士山登山した時は御殿場ルートを利用し、登頂に8時間近くかかっていた。トレーニングしていたのにな。
富士山登山の持ち物について
高山病対策グッズを持って行くべき
高山病にどうせなるのなら一気に登頂する方がいいと考えていた。しかし、もし高山病を予防できるのなら予防して体調万全で登頂したい。次回は高山病対策グッズを検討する。
ダイソーレインコート
コメント
レインウェアは蒸気を通す物でないと汗で結局内側もびしょびしょになる。ダイソーダメだろ
xevra
レインコートはこけたりせずに破けたんですか?それだけ動きがハードなのかな。山の天気はというように、要所で晴れると良さそうですね。
takafuu
やはり最初から最後までダイソー雨具だったのが拙かったような。蒸れて相当体力を消耗したのでは?晴天時に非常用として持つならいいと思うが、今回は雨具をレンタルした方が良かったと思う。ともかくお疲れ様です。
mfigure
ダイソーレインコートの感想
防水性能は問題なかった。気温が低いので蒸れたりはしなかった。むしろ、脚用の防寒着を持って行かなかったので、ダイソーレインコートのズボンが防寒着として機能した。
ボタンを上まで留めると顕著に肩が凝った。下山時に遭った豪雨の時も一番上のボタンは外していた。
ズボンがずれてくるのと右足部分が破れたのは残念だった。転倒や引っ掛けたりしなかった。岩場で大股で歩いた時に縫製部分が裂け始めたのかな。その後その裂け目が広がっていき、山頂でこんなことに。
それでも次回富士山に行くときは、レインコートに関してはまたダイソーでいいかなと思っている。次回までに製品改良で耐久性が上がっていることを祈ろう。
山小屋の利用
たしかに食べ物や飲み物は高い。しかしよく考えたい。
山小屋をまったく利用せずに食べ物や飲み物を自分で運び、その重さが故に登頂できず、また富士山に来ることになったとしたらどうだろう。時間とお金がまたかかってしまうよね。
それなら、最低限の食料だけを持ち運び、食料を山小屋でアウトソーシングして休憩も十分とる方が結局は時間もお金もかからないのではないか。
登りに関しては迷って遭難することはないだろうし、遭難時に備えて多めに食料を持たなくてもよさそう。下山時には道を間違ったという人が筆者以外にもいたが。
ミスコースした所の標識は酷い、俺も間違えた。
xevra
下図内の看板の案内では黄色とピンクのどっちに進むべきか皆さん迷わないのかな。正解はピンクの方向。筆者らは間違って黄色の方向に行き、危うくもう一度登山ルートに入るところだった。
自分たちで車で五合目にいく方がいい
筆者の初めての登山時
筆者は初回登山時はガイド付きツアーに参加した。ガイドさんがゆっくりペースで登ってくれたが、それでも高山病になり頭痛がひどかった。
そのツアーでは山小屋の利用料金も含まれており、山小屋で雑魚寝することはできた。しかし筆者は座ったり横になると頭痛がひどくなったため、横にならずにずっと起きていた。
山小屋からの出発時刻になり出発したが、天候不良のため8合目から進めず下山となった。
初回登山の経験を踏まえて
上記経緯から、2回目と3回目の登山では自分たちで車を運転して五合目や新五合目に行くことにした。
山の天気は変わりやすいとはいえ、事前の天気予報で晴れの日を狙って行った。ツアーだと直前予約は満員で無理かもしれないしね。
良い天候で時間制限なく自分たちのペースで登山できた。3回目には剣ヶ峰にも行けた。日本一高い山の頂上で日本一低い山の登山証明書を持って撮影するというシャレオツなこともできた(自画自賛)。
今回はフリーコースを選択した理由
次の理由からフリーコースを申し込んだ。
- 車を運転すると疲れるよね
- 山小屋に泊まらなくていいよね
前回2回が天気が良かっただけに、悪天候に対する認識が甘くなっていた。
結果として、既に述べたようにタイムリミットと悪天候でたいへんな登山となった。
次回はツアーを利用しない
次はいつになるのか分からないが、ツアーではなく自分たちで車を運転して五合目に行くだろうな。
タイムリミットがないし、天候の良さそうな日を選択できるしね。
速い人のペースに合わせてはだめ
筆者は五合目から登頂するのに毎回四苦八苦だ。
知人は一合目から登頂したこともあるようなやつだ。こんなやつのペースで登ろうとするから2回目の登山以降も高山病になるのかな。
速い人のペースに合わせてはだめだな。次回はこの点を強く訴求していこう。
とはいえ、今回の登山でもなんだかんだと世話になったのでその点は感謝している。
まとめ
富士山登山4回を経験した筆者の感想は上述のとおり。初回登山ではガイド付きツアーを利用し登山ペースなどを学び、2回目以降は自分たちで五合目に行って遅い人のペースで登山するといいね。
装備の充実と山小屋の利用は積極的に行う方が憂いがなくていい。筆者の記録を反面教師にして富士山登山を楽しんでほしい。では、あなたの無事な登頂と下山を祈っている。
このシリーズの最後になったけど、多くの方にコメントいただけてうれしかった(^_^)どうもありがとうございました。