神奈川県逗子市は1日、音楽や飲酒場所を条例で規制した逗子海水浴場の来客数が約20万1300人(6月27日~8月31日)で、昨年同時期の半分以下だったと発表した。海の家が大音量で音楽を流す「クラブ化」を規制したため家族連れが増えた一方、音楽や酒目的の客が減ったとみている。
改正条例の施行は3月。スピーカーで音楽を流すことや海の家以外での飲酒、海の家の午後6時半以降の営業、入れ墨の露出を禁止した。海水浴客や海の家の事業者などから「規制が厳し過ぎる」との声もあり、市は今後、来年の規制の在り方を検討する。
海の家の協同組合は条例取り消しを求めて提訴し、横浜地裁で係争中。〔共同〕
クラブ化、規制条例