広島土砂災害:県外ボランティアの受け付け始める

毎日新聞 2014年09月04日 21時02分(最終更新 09月04日 23時25分)

 広島市北部を襲った土砂災害は、4日で発生から15日が経過した。昨夜からの雨の影響で行方不明の2人の捜索は一時中断したが、午後から天候が回復したため、警察や自衛隊などが約2200人態勢で再開した。ただ、ボランティアの活動は終日中止となり、被災した民家の泥の撤去などは住民たちだけでの作業となった。

 10カ所に設けられた避難所には、前日より100人以上多い計924人(4日午後6時現在)が身を寄せた。雨が降ると増える傾向があり、被災者が不安を抱えながら生活している様子がうかがえる。

 一方、避難指示地域がなくなり、避難勧告地域も縮小したことから、広島市災害ボランティア本部は4日、広島県外からのボランティアの受け付けを始めた。問い合わせは専用ダイヤル(080・2931・1742)。【寺岡俊、石川裕士】

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