池上彰氏と読者に朝日新聞謝罪、コラムも掲載
2014年9月5日6時0分 スポーツ報知
朝日新聞は4日付朝刊で、同紙の従軍慰安婦報道の検証を批判したジャーナリスト・池上彰氏のコラム「池上彰の新聞ななめ読み」を掲載した。いったん掲載を見合わせていたが、判断の誤りを認めて池上氏と読者に謝罪するコメントを付けた。
コラムは「訂正、遅きに失したのでは」と題し「過ちがあったなら、訂正するのは当然。でも、遅きに失したのではないか。過ちを訂正するなら、謝罪もするべきではないか」などと指摘した。
また、「朝日新聞が判断の誤りを認め、改めて掲載したいとの申し入れを受けました。このコラムで私が主張したことを、今回に関しては朝日新聞が実行されたと考え、掲載を認めることにしました」とする池上氏のコメントも併載した。
一方、同紙は東京本社発行などの4日付朝刊で、同紙を批判する記事を載せた週刊文春や週刊新潮の9月11日号(4日発売)の広告について、一部の文字を伏せて掲載した。対象になったのは記事の見出しで、週刊文春では「不正」「捏造(ねつぞう)」、週刊新潮では「売国」「誤報」の文字が黒丸や白丸で伏せられていた。