2014年9月5日12時22分
近畿北部で5日未明、局地的に猛烈な雨が降り、京都府綾部市では午前3時前までの1時間に、観測史上最多となる82・5ミリの雨を観測した。
綾部市は午前4時過ぎに市全域の3万4159人に避難勧告を出し、正午前に解除した。市によると60代男性が自宅裏の水路の様子を見に行って転び、右足を骨折。浸水被害は床上5件以上、床下20件以上にのぼり、道路の冠水や土砂の流入による通行止めも起きたという。隣接する福知山市も一時5691人に避難勧告を出し、市内では水管橋が破損して29戸で断水した。
兵庫県丹波市も、8月中旬の豪雨で土砂被害が起きた市島地域の9347人に一時避難勧告を出した。
JR西日本によると、舞鶴線の綾部―東舞鶴、山陰線の園部―福知山、福知山線の篠山口―福知山の間でいずれも始発から運転を見合わせ、午前10時20分現在、新大阪や京都と福知山や城崎温泉などを結ぶ「こうのとり」「まいづる」などの特急上下計49本も運休を決めた。西日本高速道路は、舞鶴若狭道の京都府北部や兵庫県北部の区間を一時通行止めにした。
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