岐阜県大垣市などで目のかゆみなどを訴える児童や生徒が相次いでいることが、4日までに分かった。重症者はいない。県によると、3日以降に異常を訴えた人は延べ2595人に達した。
大垣市では3日朝からイネの花粉が急に飛散するようになったといい、県はこの花粉によるアレルギー性結膜炎の可能性があるとみている。
かゆみなどを訴えているのは大垣市と羽島市、養老町、輪之内町の小中学校計42校の児童ら。他地域では、集団で目の異常を訴える報告はない。
県体育健康課の担当者は「集団発生した地域は地形的に風が強く、花粉が舞い上がった可能性がある」と話している。〔共同〕