なななんと、Appleからの修理依頼。 サポート終了のiPod classicを治してみる。
- 2014年8月 7日
- iPod修理
Apple Care サポートセンターから電話が!
某月某日、耳を疑うような電話が弊社にありました。
「私、Apple care スペシャリストの〇〇と申しますが、iPodの修理を依頼させて頂きたいと思いお電話致しました」
スマートドクターではiPhone・iPodをはじめとしたApple社製品の修理を行っています。
なので勿論、そのような依頼を頂くことは珍しくありませんがApple社直々に指名されるというのは初めてことです。
製品が故障した場合、メーカーに修理を頼むのが正式な手順ですね。
今回はAppleが修理業者に修理を頼むという異例の事態が起こりました。
一体なぜ!?
iPod 5世代 (iPod video)のバッテリー交換依頼
希望の修理内容を伺うと、iPod 5世代のバッテリー交換ということでした。
iPodは、アップルが開発・販売する携帯型デジタル音楽プレイヤー。
敢えてここで説明するまでもない大ヒット製品ですが、現在Appleより発売されているのは
iPod classic、iPod shuffle、iPod nano、iPod touch、iPod miniの5種類ですね。
iPod 5世代、通称iPod videoは2006年に発売された、オリジナルの流れを汲むiPodです。
音楽再生に特化した機能と本体の滑らかな質感で、今なお高い人気を誇る機種ですね。
なんでAppleで修理できないの?
Appleのサポートページで説明されていますが、ざっくり言うと
「製造終了から7年過ぎたものは修理できなくなりますよー」ってことですね。
ちなみに製造終了の正確な日時は内緒なんだとか。
Apple Japanでも米国本社の指定に準じてこうした対応になっていますが、ユーザー側としてはちょっと困りますよね。
そういった事情で2006年発売のiPod videoはApple社では対応できませんが、
それではお客さまが納得できないだろうとスタッフの方が考え出したのが修理業者に案内するという解決法だったようです。
数ある修理業者の中でなぜ弊社に依頼したのか聞いてみたところ、
「サイトや電話での対応を聞いて1番信頼できると思ったのがスマートドクターだから」とスペシャリストからの嬉しいお言葉が。
俄然やる気が出てきましたよ!
早速、iPod classic点検をしてみた。
Appleよりご紹介のお客さまにiPodをお持ち込み頂いて点検!・・・してみた所、いきなり問題発生。
液晶にこんな表示が出てきました。
バッテリー交換をご希望とのことでしたが、どうやら故障の原因はバッテリーではないようです。
この表示はSad iPod (泣き顔iPod) と呼ばれるもので、比較的ポピュラーな症状です。
ポピュラーな故障ってのも嫌なものですが・・・
こちらも公式のページで案内されているように、ほとんどがハードウェアの故障によって起こります。
ハードウェア故障ということは、スマートドクターの専門分野ですね!
Sad iPodを直すべく用意したのが専用のHDD、ハードディスクドライブ。上の写真右側のパーツです。
iPod videoやiPod classicはiPhoneと違い、データの記憶媒体が基盤と別に用意されています。
今回のようなケースではHDD交換での修理が目的ですが、これを利用して大容量HDDに取り替えて保存容量を増やすこともできますね!
「30GBのiPodで十分だと思って購入したけど、使ってみると全然足りなかった!」
なんて場合も換装すればOK!
いざ分解
話が逸れましたが・・・
交換のために分解しました。音楽再生に特化した型だけあって、HDDが内部のほとんどを占めていますね。
ちなみにバッテリーやイヤホン等が故障した場合も、ご覧のように分解すれば修理可能です。
今日は当初の目的通り、HDDのみをサクッと交換します。
修理完了
以上で作業完了、無事に起動することが確認できました!
念のため全ての動作をチェックしてみましたが、どこにも問題なし完璧に直りましたね♪
そんなわけで
Apple社でサポートが終わった機種でも、スマートドクターでは修理対応可能です!
というお話でした。
iPhoneやiPodの故障は様々なものがあり、メーカーに依頼する方が良いケースや修理業者じゃないと対応できないケースそれぞれあります。
症状から判別するというのはユーザー目線では難しいと思いますが、困った時は1度ご相談ください。
あなたにとってベストな道を見つけるお手伝いをさせていただきます!
お読みいただきありがとうございました♪