Excel 職人のつぶやき

エクセルをデータベース管理ツールとして活用するための、情報、技術などを発信していくサイトです。

エクセルをデータベースとして使うには、こうすればいいと思うのだけど、なぜ誰もやらないのかな?

エクセルは罫線ワープロじゃない

なんでエクセルをこんな使い方するのだろう?

 

毎回、毎回、会議のたびにおなじような資料作って、もう疲れました。

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データとして管理するなら1件のデータを横一列に入力して、縦向きに連続してデータを繰り返して管理しないといけません。

 

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ここでやってはいけないこと

1.横に長くなるからといって、見やすいように1件のデータを2行で入力する。

2.見やすいように、月ごとに1月度、2月度とシートを分ける。

 

ワークシートのサイズは、最大1,048,576 行、16,384 列なので、どんなに増えても大丈夫です。 しかし、取扱うデータ量としては1万件以下のデータだと思います。

 

参考:Excel の仕様と制限 - Excel

 

 1件のデータが横に長いと編集しにくい

フォーム入力機能

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エクセルには、上のようなフォーム入力機能があります。これがなんと中途半端なことが。ただ項目が縦に並ぶだけで最大項目数は32項目、使えない!

 

それで私は、20項目/40項目/60項目/80項目/100項目編集画面を用意しました。

 

▼20項目画面

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▼60項目画面

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▼100項目画面 

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データベース

データは、データベースとして縦に連続して管理することが基本です。

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 データベースのメリット

・フィルタ機能を使って抽出できる

・並べ替えができる

 

印刷はどうするの?

こうすると印刷書式を設定するのが面倒です。

 

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それで、印刷ボタンを押すと編集画面のデータを下のような印刷作業領域にコピーするような仕組みにしました。

 

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印刷時は、編集画面のデータを印刷作業領域にコピーして印刷するので印刷用のシートはいつものようにエクセルの罫線機能で作成できます。

 

計算式は、下画面のようになります。

 

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どんなレイアウトの印刷書式も、印刷作業領域のデータを印刷するように設定すればプログラムがデータをコピーして印刷を行うので、いつものエクセルで作っている罫線設定と同じ労力で可能です。

 

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こんなデータ管理をすれば、もっともっとエクセルをデータ管理ツールとして利用できると思いませんか。

 

はじめまして、エクセルで業務アプリを本気で作ろうと思ってます。このサイトで情報を発信して行きます。

このサイトについて

はじめまして、このサイトの運営者の村本俊和です。

 

このサイトでは、エクセル(Microsoft Excel)を業務システムとして使うためのデータ管理の方法について、私の経験をもとに皆様のシステム構築のお役に立てるような情報を発信していければと思っています。

 

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エクセルを単なる罫線ワープロとして使っていませんか。

エクセルで作った資料がたくさんあって整理に困っていませんか。

エクセルファイルのデータをもとに、新しい資料を作りたいと思ったことありませんか。

エクセルを高機能電卓として利用していませんか。

 

データは、データベースシステムとして保存管理し、そこから取出したデータをエクセルを使って管理資料を作成することが業務効率をあげる使い方だと考えています。

 

 

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そのような使い方をするための情報やツールを配信したいと思います。

これからよろしくお願いします。

 

自己紹介

村本 俊和(むらもと としかず)

 

1959年生まれ

 

大学卒業後、パソコン販売店を24歳で開店し、自社システムのプログラム開発を開始。

 

数多くのデータベースアプリケーションを経験し、現在のExcelによる業務システム開発に至る。

 

■私が使ったデータベースアプリケーション

Maltiplan、The Card、DataBox II、CS Concept、d-Base II、db Magic、桐Ver2~Ver9、Excel 95 ~ 2013、Access 95 ~ 2013、Visual Basic 5 ~ 6、Visual Studio 2008、MSDESQL Server 2000 ~ 2008