544: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/05/31(木) 23:02
ちょっと前まで付き合ってたセックスフレンドの話です。
彼女は23歳で結婚し25歳からセックスレスになり、

28歳からメル友である私(当時24歳)
とセックスフレンドになりました。

1週間に1回のペースで
昼間にあってはHをしていたのですが、
その日は旦那が出張なので、珍しく新宿のホテルに泊まり‥‥‥
10時から12時くらいまで、
かなり激しいセックスをした後、
私たちは夜2時頃に寝ました。

1時間半ぐらい寝た頃でしょうか。
私は急に目が覚めました。
ホント、突然という感じで目が覚めたんです。
で、体を動かそうとしたんですが動かない。
以前、経験したことある金縛りのようでした。
(続く)

545: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/05/31(木) 23:03
(続き)
眼球だけは動くので、
左隣に寝ていた彼女に助けを求めようとしたら、
彼女は彼女で、足下のソファをジッと恐怖の表情で見つめています。
やがて、ベッド全体が「ドン!」と揺れて、
私の金縛りは解けました。

すぐに私が「どうしたの!」と彼女に声をかけると、
彼女はワッと泣き始め、何を聞いても答えずに、
ただただ泣き続けるだけ。

1時間ぐらい経ってから、
彼女がポツリポツリと話し始めたのはのは……

「死んだお父さんがね、ソファに座ってたの。
 何も言わず、じーっと私のことを見ているだけ。
 私のお父さん、私が結婚した
 すぐ後に死んだんだ。交通事故で。
 結婚をすごく喜んでくれていて、
 早く孫の顔が見たいって言ってたのに」

(続く)

546: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/05/31(木) 23:04
(続き)

「なんか、言ってたの?」
「‥‥‥ううん。ただ、黙って私のことを見ていただけ。
 怒っているような感じでもなかったし、
 悲しいって感じでもなかった。
 ただ、じーっと見ているのよ。
 でも、私は、なんか
 すごくお父さんに申し訳なくなっちゃって」

彼女と私の関係はそのあとも半年ぐらい続きましたが、
その後は一度もそういうこと(金縛り、お父さんの霊)
はありませんでした。
私にも、なにもありません。

彼女は旦那の転勤に伴って関西に引っ越し、
私とは一年に数回エッチをするのみです。
大して怖い話ではなかったので、
こちらに書かせていただきました。
(終わり)