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 集団的自衛権の行使を容認した閣議決定の撤回を求め、関連法の整備に反対する集会が4日、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂であった。参加者は「戦争させない」「憲法9条を壊すな」と訴えた。

 作家や学者らの呼びかけでできた「戦争をさせない1000人委員会」などが主催した。主催者発表で約5500人が参加。作家の雨宮処凛(かりん)さんは「戦場は貧乏人を大量に必要とする。雇用が破壊された状況で集団的自衛権の問題が出てくることを不気味に感じる」、山口二郎・法政大教授(政治学)は「世論をじわじわ変えていくことが安倍政治への戦い方だ」と語った。集会後、参加者は都心をデモ行進した。