"原宿カワイイ文化仕掛け人"増田セバスチャン初監督 サンリオ3D映画「くるみ割り人形」11月公開

(左から)増田セバスチャン、くるみ割りキティ
(左から)増田セバスチャン、くるみ割りキティ
画像: Fashionsnap.com

 6%DOKIDOKI(ロクパーセントドキドキ)代表兼ディレクター増田セバスチャンの監督デビュー作品「くるみ割り人形」の完成披露試写会が4日、都内で行われた。同作はハローキティの生誕40周年を記念して制作され、公開は11月29日を予定。映画完成を記念して、主人公の少女クララとコラボレーションした「くるみ割りキティ」が初披露された。

 チャイコフスキー作曲による世界三大バレエの一つ「くるみ割り人形」を題材にした本作は、人形の国に迷い混んで人形とネズミの戦い巻き込まれた少女クララが、自らの命と引き換えに守りたいもののために奮闘する姿を描いた"極彩色ミュージカル・ファンタジー"。5年の歳月をかけて撮影された1979年の実写人形アニメーション映画「くるみ割り人形」に最先端のデジタル映像技術と新たなシーンを加え、増田セバスチャンならではのカラフルな色彩設計と様々な仕掛けで新しい作品に蘇らせた。ボイスキャストには、一人4役をこなす市村正親や主人公クララ役の有村架純、クララのいとこフリッツと将校フランツの2役を演じる松坂桃李、声優初挑戦の広末涼子らを起用。テーマ曲はきゃりーぱみゅぱみゅの「おやすみ -extended mix-」で、劇中には現代音楽家・松本淳一によるボーカロイドなどを駆使した音楽も使用される。

 舞台挨拶にくるみ割りキティと共に登壇した増田セバスチャンは、監督デビュー作に込めた思いを「幼い頃に旧作を見ていて、強烈な思い出があったので、それをリ・クリエイトすることは大変なプレッシャーだった。もともとのメッセージはそのままに、今作では『過去から未来の接続』をテーマに、先輩方が作ったものを未来を担う子供たちたちに伝えられたらという思いを込めて作った」とコメント。本作は第27回東京国際映画祭の特別招待作品としてワールドプレミア上映されることが決定しており、「映画を通じて日本のポップカルチャーを世界に拡げられたら」と意気込みを語った。


■くるみ割り人形
監督:増田セバスチャン 3D監督:三田邦彦
有村 架純/松坂 桃李/藤井 隆/大野 拓朗/安蘭 けい/吉田 鋼太郎
板野 友美(友情出演)/由紀 さおり(特別出演)/広末 涼子/市村 正親
テーマ曲:きゃりーぱみゅぱみゅ 「おやすみ-extended mix-」
作詞・作曲・編曲・中田ヤスタカ(CAPSULE) ワーナーミュージック・ジャパン
制作プロダクション:キュー・テック 企画・制作・配給:アスミック・エース/製作:サンリオ

11月29日(土)全国ロードショー <3D/2D同時公開>
http://kurumiwari-movie.com/
(C)1979,2014 SANRIO CO.,LTD.TOKYO,JAPAN

映画『くるみ割り人形』予告編

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