佐野日大の145キロ左腕・田嶋、JR東日本入り
2014年9月4日6時0分 スポーツ報知
今秋のドラフト1位候補左腕、佐野日大・田嶋大樹投手(3年)が、社会人野球の強豪・JR東日本への入社を希望していることが3日、分かった。プロ志望届は提出せず、最短で3年後のプロ入りを目指すことになる。
田嶋は夏の栃木大会決勝で敗れ、甲子園出場はかなわなかった。試合後は「もっと体を強くして、上で通用する選手になりたい」と話し、プロと社会人に進路を絞って、周囲と話し合いを重ねてきた。球界関係者によると、体作りを重視する考えなどから、プロには直接進まないことを決めたとみられる。複数のオファーの中から、JR東日本でプレーすることを望んでいるという。
今春のセンバツでは4強入りした。MAX145キロの直球と鋭いスライダーを武器に、初戦の鎮西戦で12奪三振の快投を演じ、一躍全国区となった。「高校NO1左腕」の呼び声も高く、プロからは済美の剛腕・安楽智大(3年)らとともに、高校トップクラスの評価だった。10月23日に迫ったドラフトでも「1位で消える可能性も十分ある」と話すスカウトもいただけに、各球団の戦略にも影響を及ぼしそうだ。
◆田嶋 大樹(たじま・だいき)1996年8月3日、栃木・宇都宮市生まれ。18歳。小3から宝木ファイターズで投手として野球を始める。鹿沼ボーイズで中3時に日本代表に選出され、世界選手権に出場。佐野日大では2年春から背番号1をつけ、3年春のセンバツで4強入り。182センチ、74キロ。左投左打。家族は両親と弟。
ドラフト候補