【阪神】和田監督、2度バント失敗の岩田に怒!「こんな試合はきょう限りに」

2014年9月4日6時0分  スポーツ報知
  • 4回1死一、二塁、この試合2度目の送りバント失敗となり、天を仰ぐ岩田

 ◆阪神1―3DeNA(3日・甲子園)

 和田監督の感情が珍しく爆発した。試合後の会見。最後に「こんな試合はきょう限りにしたい」と吐き捨てると、会見を一方的に打ち切り、報道陣に背を向けた。

 逆転優勝へ、一試合一試合が大切な9月。今季、ここまで13勝4敗とカモにしていたDeNAに敗れただけでなく、試合内容が特に気にくわなかった。怒りの矛先は先発の岩田に向かった。初回に1点を先取したが、2回に白崎に左前適時打を浴びて追いつかれ、この回も含めて5回中、先頭打者を4回出し、苦しい投球が続いた。

 「あれだけ先頭バッターを出していたら。入りが甘いな。苦しい、苦しい」と指摘した。4回先頭のバルディリスに勝ち越しソロを浴びるなど、5回3失点で降板。試合のなかった1日には、中西投手コーチが先発投手陣を集めて「お前らがしっかりしろ」などと、公開説教したばかり。柱となるべき左腕のふがいなさを責めた。

 岩田は打席でも役割を果たせなかった。2回1死一、二塁でスリーバントを失敗すると、4回1死一、二塁でも同じようにスリーバント失敗。「2回とも同じ失敗。決まっていれば、相手にプレッシャーをかけられた」と指揮官は語気を強めた。

 7敗目を喫した左腕は「(バントは)練習します。やりたいことができなかった」と、言葉少なくロッカーへ引き揚げた。打線もDeNA・山口を打ち崩せず、首位・巨人とのゲーム差は球宴後最大となる3・5に。9日から巨人、広島と、上位とのカードが続く和田監督は「勝ちながら(チーム状態を)上げていかないと」と、危機感を募らせた。(辻 圭太郎)

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