瀧本美織、初ＭＣ！「アナザースカイ」で今田とタッグ

　女優の瀧本美織（２２）が、１０月から日本テレビ系紀行番組「アナザースカイ」（金曜・後１１時）の新ＭＣを務めることが３日、分かった。これまで役者業一筋だったが、飾らない人柄を見込まれて大役に抜てき。タレントの今田耕司（４８）とタッグを組み、初のＭＣ挑戦となる瀧本は「自分の思ったことをゲストの方に自然体でぶつけられるように頑張りたい」と抱負を語った。

　この１０月で７年目に突入する「アナザースカイ」が、瀧本を迎えてさらにパワーアップする。

　これまで、出演番組の宣伝の一環としてバラエティーへの出演経験はあったが、ＭＣとして番組をリードする立場は初めて。「みなさんの思いを赤裸々に話したり、表では見られない姿が見られる番組。普段から、気づいたら聞き役に回っていることが多い。楽しんでやりたいです」と自然体にとらえている。

　ゲストにとっての「第２の故郷＝アナザースカイ」にあたる土地にスポットを当て、その人生観を掘り下げる番組。番組開始当初からのＭＣ・今田の相棒として、モデルの岸本セシル（２４）からバトンを引き継いだ。初登場回となる１０月３、１０日に２週連続で放送されるスペシャルの収録は終了。俳優の香川照之（４８）をゲストに迎え、役者業について質問をぶつけるなど上々の“デビュー戦”だった。

　瀧本自身も「アナザースカイ」に出演し、心を揺さぶられたひとり。就任前の８月２９日の放送回では、声優を務めたアニメ映画「風立ちぬ」の代表として昨年、映画祭のレッドカーペットを歩いたイタリア・ベネチアを再訪した。「２回目のベネチアは、会場の跡形もなかった。スタジオジブリのみなさんがお仕事に向き合う姿を思い出してたら泣いちゃいました」としみじみ。人生に「旅」が寄り添う瞬間を自ら体験し、感銘を受けた。

　ＭＣ経験ゼロでの抜てき。滝澤真一郎プロデューサーは「第一に、とにかく人柄がいい。温かいＭＣでいてほしい」と期待する。「この番組でしか語ってもらえないような貴重なお話を引き出したい」と瀧本。清純派女優が金曜の夜に新しい風を吹き込む。