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体外受精で出生3万8000人 過去最多に
9月5日 6時00分

体外受精で出生3万8000人 過去最多に
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おととし行われた体外受精は、32万6000件余りと初めて30万件を超え、この治療で産まれた子どもはおよそ3万8000人と、これまでで最も多くなったことが日本産科婦人科学会のまとめで分かりました。
専門家は「不妊に悩む30代半ば以降の夫婦の増加が体外受精の増加につながっている。
仕事と家庭の両立など、出産や子育てがしやすい環境作りを急ぐべきだ」と指摘しています。

日本産科婦人科学会によりますと、おととしの1年間に全国の医療機関で行われた体外受精は32万6426件で、前の年より5万6000件余り増えて、初めて30万件を超えました。
この治療で産まれた子どもは3万7953人で、前の年より5500人余り増えてこれまでで最も多くなりました。
1年間に誕生する子どものうち、27人に1人が体外受精で産まれた計算になります。
体外受精の治療を受けている女性の年齢は30代後半から40代前半が最も多く、出産に至る割合は、40歳で8.1%、45歳で0.7%と年齢とともに下がっています。
不妊治療に詳しい国立生育医療研究センターの齊藤英和医師は「不妊に悩む30代半ば以降の夫婦の増加が体外受精の増加につながっている。
女性の社会での活躍が期待されるなか、仕事と家庭の両立など出産や子育てがしやすい環境づくりを急ぐべきだ」と話しています。

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