韓国経済、4-6月期の成長率は0.5%…21カ月ぶり最低水準

韓国経済、4-6月期の成長率は0.5%…21カ月ぶり最低水準

2014年09月04日15時37分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  今年4-6月期の韓国経済の成長率は0.5%にとどまった。これは21カ月ぶりの最低水準。

  韓国銀行(韓銀)は4日、こうした内容の「国民所得暫定値」を発表した。今年4-6月期の実質国内総生産(GDP)は353兆5000億ウォン(約36兆円)と、1-3月期に比べ0.5%増えた。成長率は2012年7-9月期(0.4%)以来の最低水準となった。韓銀の関係者は「セウォル号事件と国内移動通信会社の営業停止、金融業界のリストラなどの要因が成長鈍化に影響を及ぼした」と説明した。

  韓銀は国民所得統計を速報-暫定-確定値と3回にわたり発表する。後になるほど正確な数字が出てくる。韓銀は7月、4-6月期の経済成長率速報値を0.6%と発表したが、今回出した暫定値はこれより0.1ポイント低い0.5%だった。予想より今年4-6月期の成長率が低かったということだ。

  今年4-6月期の実質国民所得(GNI)は前期比1.1%増えた。昨年7-9月期(3.4%)以来、最も上昇幅が大きい。貿易条件が好転し、国内総生産の上昇率(0.5%)を大きく上回った。

  しかし国民の生活はさらに厳しくなっていることが統計で表れた。4-6月期の国民総可処分所得は369兆ウォンと、1-3月期の370兆5000億ウォンに比べ4.9%減少した。貯蓄率も1-3月の35.1%から4-6月期には34.6%に低下した。国民総可処分所得と貯蓄率が下落に転じたのは2012年7-9月期以来初めて。
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