京都府北部で猛烈な雨 土砂災害など警戒を9月5日 7時01分
前線の影響で西日本から北日本にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になり、京都府北部では局地的に猛烈な雨が降りました。
気象庁は、土砂災害などに厳重な警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、日本海から九州に伸びる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本から北日本にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になり、各地で雨雲が発達しています。
午前6時半までの1時間には、兵庫県が丹波市市島町に設置した雨量計で、34ミリの激しい雨を観測しました。
京都府北部では5日未明から雨が強まり、京都府綾部市では午前3時前までの1時間に、82.5ミリの猛烈な雨を観測しました。
気象庁によるレーダーの解析では、午前2時半までの1時間に、京都府福知山市南部付近でおよそ90ミリ、午前3時までの1時間に、京都府綾部市西部付近でおよそ90ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。
京都府綾部市では、午前4時までの3時間に降った雨の量が200ミリ近くに達し、平年の9月1か月分の雨量を上回る大雨になっています。
これまでの雨で、京都府北部では土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
大気の不安定な状態はこのあとも続く見込みで、西日本から北日本にかけての広い範囲で雷を伴って激しい雨が降り、西日本では5日昼すぎにかけて、東日本では5日夜にかけて、局地的に1時間に70ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
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