「混迷」石破氏後任選びに決着！谷垣氏が幹事長就任へ

閣議に臨む安倍首相（右）と谷垣法相 Photo By 共同

　安倍晋三首相（自民党総裁）は３日午後、第２次政権発足後、初の内閣改造を実施する。麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官ら政権の中核は留任させる。改造に先立ち、午前に幹事長など党役員人事を決める。政調会長に稲田朋美行政改革担当相、総務会長に二階俊博衆院予算委員長を充てる。「複数の名前が挙がっており、混迷状態」（永田町関係者）だった石破氏の後任幹事長には、谷垣禎一法相を充てる方針で落ち着いた。野党時代とはいえ、総裁経験者を幹事長に起用するのは異例。党内に幅広く顔が利く谷垣氏を要に据えることで、来年９月の党総裁選での再選へ、万全の体制で臨むのが狙い。

　新設する安全保障法制担当相に江渡聡徳前防衛副大臣を起用し防衛相と兼務させる方針。首相との安保政策の違いから安保相就任を拒んだ石破茂幹事長は地方創生担当相に就く方向だ。