日本列島は29日、高気圧に覆われて北日本や東日本を中心に気温が上昇した。午前の段階で北海道礼文町や釧路町は既に3月としての観測史上最高気温を更新。東京都心(大手町)や北陸の各地などは20度を超え、汗ばむ陽気となった。
西から次第に天気が崩れる見通しで、気象庁は29日、東日本と西日本は30日にかけて非常に激しい雨が降り、大雨になる所があるとして警戒するよう呼び掛けた。竜巻などの激しい突風や落雷、強風にも注意が必要だ。
気象庁によると、前線を伴った低気圧が西日本に接近し、30日は列島の南岸を発達しながら東に進む見通し。低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になる。
局地的には太平洋側を中心に1時間50ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。積雪の多い所では雪崩に注意が必要で、海上もしける所がある。〔共同〕