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デング熱感染者22人に 千葉、茨城など6都県で新たに19人

デング熱の国内感染 水抜きを告知する看板
デング熱対策で行われた噴水池の水抜きを告知する看板=1日午後、東京・代々木公園
Photo By 共同 

 厚生労働省は1日、千葉、茨城など6都県で新たに19人のデング熱感染を確認したと発表した。

 厚労省によると、新たに感染が判明したのは50代までの男女19人で、8月27日に国内で感染した患者が約70年ぶりに見つかって以降、国内感染した患者は計22人となった。いずれも、最近の海外渡航歴はなく、代々木公園内もしくは公園周辺を通っていた。

 19人は10〜30代が中心。中には10歳未満の男児も含まれる。居住地は埼玉県1人、千葉県1人、東京都13人、茨城県1人、神奈川県2人、新潟県1人で、全員が快方に向かっている。

 国立感染症研究所などは、代々木公園で感染した人が、他の地域で蚊に刺されることで新たな感染源になるリスクはあり得るとした。また、代々木公園以外でも、小規模な流行が起こる可能性はあるとしながらも「蚊は秋に活動が止まる。全国に広がり多くの患者が出ることは想定していない」と説明、冷静な対応を呼び掛けた。

 ▼国立感染症研究所の高崎智彦室長(ウイルス学) 患者の数から、代々木公園にはウイルスを持った蚊が数匹〜数十匹いたとみられる。代々木公園は、蚊が好む低木やたまり水があり、これまで防虫対策が不十分だった。イベントが開催されるなど人の出入りも激しく、感染が起こりやすい状況だった。東京都が実施した消毒は1度きりで範囲も狭く、甘い。生き延びた蚊がいるかもしれず、より広範囲に何度も徹底的に消毒しないと、今後も感染者が出る恐れがある。全国的にも、蚊の対策が不十分な公園はたくさんあるので注意が必要だ。

[ 2014年9月2日 05:30 ]

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