朝日新聞の内部がとっ散らかってる。朝日新聞社は「朝日新聞」を一度廃刊にすれば良いと思う。
雑誌の出版社だって、不祥事があろうとなかろうと、時代の流れとともに「ダメ」になった雑誌はやむなく廃刊にする。涙を飲んで編集長や編集者は異動になる。契約ライターや名物コラムニストだって契約打ち切りになる。テレビだって同じ。どんな名物番組だって何年も続き番組が視聴者から飽きられたり評価されなくなれば、プロデューサーは番組降板する。タレントは降ろされる。制作会社が変わることもある。だから必死に、今の時代に合わせようとする。
「朝日新聞社」として「朝日新聞」という一つの媒体の今後を考えるタイミングに来ている。
一つ救いだったのは、今回、twitterという朝日新聞という紙媒体とは両極にあるSNSで、一見「在野」にいると思われるような特に海外支局の記者や若手の社員から、自社の対応に「おかしいと思う」と素直な声があがったことだ。こういう「おかしいこと」を「おかしいことだ」と自分のコトバで言える、当たり前のジャーナリストがまだ社内にいる。多分、彼らだって一人のサラリーマンである以上、度胸がいったことだと思う。そのことは想像できる。でも、少し安心した。こういう人たちが集い、責任を取るべき人は早く責任をとって辞職し、またゼロから新しい「朝日新聞」を作れば良いと思う。
「誤報」を長年放置した件、今回の池上さんの件、今の朝日新聞や朝日新聞社に対しては、私は全面的に「ダメだ」と思うけれど、では世の中から全く政権批判や巨悪に対する追求や、世論のアンチテーゼ-となるような媒体がなくなって、全部が全部似たような論調、似たような主張の新聞になるのが良いかというと、そうとも思わない。それはそれで気持ち悪い。
だから、朝日新聞社の「朝日新聞」という一紙媒体が、今とは違う形で生まれ変わるのが一番良いと思う。
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