集客できる旅館・ホテルのホームページはココが違う!
公開日:
:
最終更新日:2014/09/04
WEBマーケティング 観光業, 鵜沼聡志
札幌は最近夜がめっきり涼しくなってきました。半袖一枚では少し寒いぐらいです。
インファクト北海道担当・鵜沼です。
これから秋にかけて紅葉シーズンです。シルバーウィークにはドライブや温泉旅行を考えている方も多いのではないでしょうか。
春・夏・秋・冬。それぞれ一回ずつくらい四季を楽しめることをしたいですよね。
そんな時はSNSで流れてくるお友達のオススメ情報を行ってみようかなぁとパソコンやスマホから検索されることが多いかと思います。
販促の視点から見ると、この時にどれだけお客様に寄り添うことが出来るかで集客が変わっていきます。
なので今日は集客できる旅館・ホテルのホームページは何処が違うのか?ボクなりの見解で追っていきたいと思います。
ターゲット
まず大切なのは「ターゲット」です。ターゲットというと難しく感じるかもしれませんが、どんなお客様に見て頂きたいか。これがトップページで明確になっているとクリックして中を見て頂けるようになります。
みなさんがネットサーフィンをする立場になった時にどう行動しているかを考えるとわかります。
例えばあなたは温泉旅館に行こうと思っています。その時誰と行きますか?
恋人、家族、一人で、友人と。誰と行くかで旅のスタイルも変わります。そんな時、行きたい地域で検索して、ある旅館のホームページを覗いたとします。そんな時にこんなボタンがあったらどうでしょう?
北海道・鶴雅グループさんのホームページ
「二人の記念日」「家族の記念日」「一人旅を満喫」など、提供する旅の形に合わせて「誰向けのプランなのか?」が見やすく作られています。
まずは来て頂きたいお客様に興味を持って頂く。
興味を持って頂くためには出来るだけ具体的にお伝えする事です。
体験
次に大切なのが「体験」です。体験と言っても何も「乗馬体験」とか「カヌー体験」とかアクティビティのことを言うわけではありません。
お客様に来て頂いた時に「どんな喜び(幸せ・楽しみ)を提供できるか」
折角の旅行です。より良い旅行にしたいのは誰しもが思う事。
そんなことをパソコンやスマホの前で考えてるお客様に自分たちの想いを伝える事。お客様の気持ちに寄り添うこと。それをどう伝えるか?が大切です。
例えば女性の一人旅にお役に立てるプランを考えたとき、その旅館やホテルで幸せになっている自分を想像させるようなページにする。
素晴らしいプランも伝える方法で結果が変わっていきます。
軽井沢ロンギングハウスさん
女性おひとりさまお一人様で気ままに楽しむ一人旅
癒しの休日を軽井沢で
http://longinghouse.jp/plan/personal.htm
そのプランもさることながら伝え方が素晴らしいページです。
このプランも「イメージ写真」と「エステ付き」「野菜中心の朝食」「チェックアウト:12時」だけでは、宿泊プランの内容だけを伝えるページになってしまいます。
大切なのは提供出来るコト(体験=ストーリー)を出来るだけわかりやすく文字と写真で伝え、そこに行った時のイメージを想像しやすくさせる。それがこんな旅行をしたいというイメージと重なる、もしくはその想いを上回るとき「ここに行きたい!」ってなると思いませんか?
顔が見える
旅館やホテルに泊まる時、心の中に一つのキーワードがあることをご存知ですか?それは「安心」です。
スポーツでホームとアウェイという言葉がありますが、旅館やホテルはアウェイなんです。
旅行から帰った時に「やっぱり家が一番落ち着くわ~」って気持ちになったことありませんか?それはアウェイ感があるからです。
それは行く前からも同じ。でもそれを和らげるのに大切な事は「安心」して頂くために「顔が見える」ということ。
広島県錦水館さんのホームページにある宿主ブログ
http://www.kinsuikan.jp/press/
見て頂ければわかると思いますが、ブログを使って宿主さんが色々な場所を紹介したり、どういう人でどんな人柄か、顔が見えます。これがホームページの中にある。逆にブログからホームページに来て下さるかもしれません。(インファクトでもサイト内ブログをオススメしている理由の一つです。)
誰がやっているかわからない宿より、どんな人がいるかがわかる宿の方が「安心」出来ます。一方的にでも知っている人がいるだけで「安心」出来る気持ちってありませんか?
もちろん今はソーシャルメディアで宿泊に行く前から交流することが出来、事前に安心感を持って頂くことも出来ます。
そして実際にお越し頂いてお会いしたりして更に「安心」を感じて頂ければ帰った後の感想も「ふ~。あの宿良かったね~また行こうね~」となって頂けると思います。
【らしさ】と【安心】を伝える
ボクが思う集客できる旅館・ホテルのホームページに必要な要素は、その「らしさ」が出ているものだと思います。
こんなお客様に楽しんでいただいてます。
こんなストーリーの体験が出来ます。
こんなボクたちがお待ちしてます。
ボクが旅館時代に尊敬する女将に言われて共感した一言。
「私たちはお客様の命を一晩お預かりしている。」
大切な時間とお金を費やして来て下さるお客様の「想い出作り」や「安心」のお役に立つこと。デザインが素晴らしい!それも一つの魅力かもしれませんが、一晩命をお預け頂くからには「あなたに、こんなコトを、私たちが、提供しています。だから”安心”してお越しくださいね。」という「らしさ」と「安心」が伝わるホームページが、集客できる旅館・ホテルのホームページだとボクは思います。
鵜沼 聡志
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