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丸山、人生初エースで首位発進「完璧なショット」/フジサンケイC

2005年大会でツアー初優勝した丸山大輔

2005年大会でツアー初優勝した丸山大輔【拡大】

 エースで流れをつかんだ。続く14番(パー4)でピン右4メートル、後半の3番(パー5)でもPWでの第3打をピン5センチにつけてバーディー。堂々の首位発進を決めた。

 8月には世界選手権シリーズ「ブリヂストン招待」に初出場。距離のあるコースに対応するため飛距離を追い求めてきたが、結果は通算17オーバーの68位だった。

 前週から正確性重視に方針転換。用具契約するタイトリストの新1W「915D3」のロフト角を1度立て、7・5度にしてライナー系の球筋にした。この日はフェアウエーを外したのは2度だけ。2005年大会のツアー初優勝の記憶がよみがえった。

 「あの時もドライバーショットが曲がらなかった。一生忘れられない。あす(第2日)もきょうと同じくらいスコアを伸ばしたい」

 開催10年目となる富士桜。思い出のコースで丸山が2度目の頂点に突き進む。 (稲垣博昭)

データBOX

◎…アマチュアが8000~1万4000分の1、プロでも3700分の1の確率といわれるホールインワン。日本ゴルフツアー機構(JGTO)に記録が残る1985年以降、フジサンケイクラシックでは丸山大を含め15人が達成。うち2度達成したのは米山剛のみ。89年と97年でそれぞれ20万円、700万円を手にしている。また、会場が富士桜CCに移った2005年以降では丸山で7人目の達成。
◎…パー3が5ホール(2、4、7、13、16番)ある富士桜CCで13番のエースは丸山が初めて。

丸山 大輔(まるやま・だいすけ)

 1971(昭和46)年3月16日生まれ、43歳。千葉県出身。15歳でゴルフを始める。94年プロ転向。2005年「フジサンケイクラシック」でツアー初優勝。同年末のQTを通って参戦した06年米ツアーでは賞金ランク95位に入り、シード獲得。日本ツアー復帰後は09年「パナソニックオープン」、13年「ブリヂストンオープン」を制した。今季獲得賞金は749万250円でランク58位(4日現在)。得意クラブはドライバー。1メートル75、75キロ。

(紙面から)