ホールインワンを決めた丸山大は5Iを手に笑顔【拡大】
15歳でゴルフを始めて以来29年目、43歳で初の感触だった。丸山大がゴルフ人生初のホールインワンに表情を崩した。
「完璧なショット。入ったのは分からなかったけど…。(グリーンに)行ったら(ボールがカップに)入っていて、めちゃくちゃうれしかった」
スタートの10番からパーを重ねての13番(パー3)。第1打を5Iで振り抜いたボールはピンに向かって一直線。ピン手前4メートルに落ちてカップに吸い込まれた。ショット直後はグリーンの傾斜などでピンの根元が見えないため、確認できなかった。だが、近づいてカップ内のボールを確認。右拳を突き上げ、同組の今野康晴、高山忠洋とハイタッチを交わした。
賞金800万円がかかる16番(187ヤード、パー3)ではなかったため、主催者から10万円が渡される。だが、本人にとっては賞金以上の価値がある。なぜなら、待望のエースだったから-。
プロアマ戦で同組のアマチュアからよく質問された。「ホールインワンを何度、決めているんですか」。これまで心苦しい思いをしていたが、その心配もなくなる。「これで自信を持って『1度あります』といえる」と胸を張った。