井上　挑戦者の挑発を一蹴！「ベストだと思う」

調印式を終えた井上尚弥（左）とサマートレック・ゴーキャットジム Photo By スポニチ

　初防衛戦に臨むＷＢＣ世界ライトフライ級王者・井上は、挑戦者の挑発を一蹴した。

　会見で王者の印象を聞かれたサマートレックが「彼は減量が厳しくて大変だったと思う。怖くも何とも思わない」とけん制。しかし、顔色ひとつ変えずに「一番いいコンディションに仕上がっている。ベストだと思う」とやり返した。

　次戦から階級アップの予定で減量は厳しいが、２日時点で既にリミットまで１キロ。むしろ世界挑戦時のような緊張感がなく、写真撮影を見た父の真吾トレーナーも「今回は表情がある。それだけ余裕があるのでは」と話した。白が基調のトランクスやシューズに合わせてグローブも白を選んだ王者は「今は凄く自信に満ちあふれている。（メーンの）八重樫さんの背中を押すようなＫＯ勝ちをしてバトンタッチしたい」と力強かった。