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大橋会長 八重樫に相手揺さぶり珍指令「走って逃げ回れ!」

WBC世界フライ級タイトルマッチ  王者・八重樫東VS同級1位・ローマン・ゴンサレス (9月5日  代々木第2体育館)

調印式を終えたローマン・ゴンサレス(左)と八重樫東
調印式を終えたローマン・ゴンサレス(左)と八重樫東
Photo By スポニチ

 ダブル世界戦の調印式が3日、都内で行われ、王者の八重樫陣営は最強挑戦者ローマン・ゴンサレスに陽動作戦を仕掛けた。「走って逃げ回れ!」。大橋秀行会長(49)はゴンサレスの前で八重樫に指示しているという作戦を公開。作戦指示の真偽は定かではないが、39戦全勝の怪物に揺さぶりをかけた。

 ガンガン前に出てプレッシャーをかけて、相手を仕留めにくるゴンサレスをどう攻略するか。足を使ってかわすアウトボクシングか、それとも足を止めて真っ向から打ち合うインファイトか。八重樫がどう戦うかに注目が集まる中、会見で作戦を問われた大橋会長は堂々と言い放った。

 「指示はたった一つ。ゴングが鳴ったら、走って逃げ回れと八重樫には言ってます」

 場内は笑いに包まれる中、その発言を通訳から伝え聞いたゴンサレスは、それまで穏やかだった態度を一変させた。少々いら立った様子で「それは大変いい助言だ」と切り返すと「9月5日は試合ではなく、戦争になる。私は強い気持ちを持って母国を出てきた」と過激な言葉を続けた。

 八重樫陣営が本当かウソか分からない作戦を事前に口にしたことで、言葉通りにアウトボクシングをするのか、インファイトをするのか、謎は深まった。大橋会長は「(ゴンサレスは)表情が変わって動揺していた。これでどうくるか分からなくなったでしょう」としてやったりだ。八重樫も「どっちの方が足が速いか、やりますよ」とニヤリ。八重樫が圧倒的不利と言われる中、わずかでも勝利の確率を高めるために仕掛けた陽動作戦はひとまず成功だ。

 軽量級最強の挑戦者を迎える歴史的な一戦。かつて無敗で引退した名王者リカルド・ロペスに負けた経験を持つ大橋会長は「ゴンサレスは生きた伝説。伝説と戦った男と伝説に勝った男では全然違う。勝った男になってほしい」と愛弟子にメッセージを送った。八重樫も「自分の命を懸けて全力で立ち向かう。僕の生きざまを見届けてください」と熱い思いを語った。

[ 2014年9月4日 05:30 ]

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