世界の自殺者:80万4000人 日本は平均の1.6倍
毎日新聞 2014年09月04日 19時58分
世界保健機関(WHO)は4日、世界で2012年に推定80万4000人が自殺したとの報告書を発表した。10万人当たりの自殺者数を示す自殺率(年齢調整後)が、日本は18.5人で世界平均の約1.6倍に上った。WHOは自殺を「深刻な公衆衛生上の課題」と位置付け、各国に対策を急ぐよう促している。
WHOによると、世界で12年、約40秒に1人が自殺した計算。70歳以上の自殺率の高さが目立つほか、15〜29歳でも自殺が2番目に多い死因となっている。自殺手段として最も多かったのが、農薬、首つり、拳銃の三つだった。(共同)