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国際
【歴史戦 第6部「主戦場」米国(5)】中国が正面に 狙いは「日米離反」 終わらない「慰安婦」糾弾
ゲリラ手法の韓国
この点、韓国は米国内で日本たたきを続けてもゲリラ戦的手法が多く、国家戦略として日米離反を図るというところまでは至らない。日本にとって米国での歴史戦の「主敵」は、やはり中国なのである。慰安婦問題でも韓国系組織の背後にいた抗日連合会は、いまではサンフランシスコの慰安婦像計画にみられるように堂々と正面に登場してきた。
抗日連合会が中国の共産党や政府と緊密な絆を保っていることも明白である。創設時の1994年は当時の国家主席、江沢民が愛国反日の教育を強化し始めた時期だった。
抗日連合会のメンバーは「世界各地の中国系住民や華僑」とされたが、幹部は中国との結びつきの強い中国系米国人だった。米国在住ながら中国人民政治協商会議の顧問や、中国の国家機関の中華全国帰国華僑連合会の顧問を務める人物たちがいた。
抗日連合会は年次総会を頻繁に中国で開いてきた。北京や上海での総会開催がこれまで6回以上、確認されている。特に2002年の総会は中国政府の諜報工作員養成で知られる上海の華東政法学院(大学)で開催された。中国ではこの種の国際会議は当局の協力なしには開けない。
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