英BPに「重大な過失」、制裁金上積みの可能性も-原油流出
9月4日(ブルームバーグ):米史上最悪の原油流出がもたらされたのは英BP の行為に重大な過失があったためだと、米連邦裁判所の判事が判断した。2010年にメキシコ湾で起きた原油流出に関する同社への制裁金は、これにより数十億ドル増額される可能性がある。
ニューオーリンズ連邦地裁のカール・バービエ判事は、原油流出事故の責任の所在をめぐり陪審員なしで審理を開いた。事故では11人が死亡。原油流出は3カ月近く続き、5つの州の海岸を汚染した。審理ではトランスオーシャン およびハリバートン も対象になったが、両社ともBPほどの責任はないと判断された。
判事は3社の責任割合についてBPが67%、トランスオーシャンが30%、ハリバートンは3%とした。
原題:BP Found Grossly Negligent in 2010 Spill, Fines May Rise(3)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:デトロイト Margaret Cronin Fisk mcfisk@bloomberg.net;ヒューストン Laurel Calkins lcalkins@bloomberg.net;Wilmington, Delaware Jef Feeley jfeeley@bloomberg.net
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更新日時: 2014/09/05 02:38 JSTニュース一覧
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