
「リレー・フォー・ライフ・ジャパン(RFL)2014室蘭」(同実行委員会など主催)は、2日目の31日、室蘭市祝津町の道の駅みたら室蘭横広場で行われ、がん征圧などを願う「リレー・ウオーク」を終えた。閉会式では来年の再会を誓い合っていた。
30日午前10時にスタートした室蘭ウオーキング協会による「室蘭1周ウオーキング」を皮切りに、同日午後3時からはRFL会場でも「リレー・ウオーク」がスタート。市内外のがん患者と家族、医療関係者、支援者ら18チームから総勢500人が、今年もメッセージを書いた横断幕をたすき代わりに交代で夜通し歩き続けた。
参加者は、ゆっくりと歩きながら「がんは24時間眠らない。患者は24時間闘っている」とアピール。31日午前10時の「ラスト・ウオーク」を迎えると、参加者は涙ぐんだり、手を振ったりと、達成感に浸っていた。
閉会式では、日本対がん協会の田渕勝雄・RFLチームエリアマネージャー(北海道・東北地区担当)が「がん医療の充実のため、新しい一年を歩み、来年も笑顔で会いましょう」とあいさつ。最後に参加者はハトの形をした風船を空高く飛ばし、希望のたすきをつないだ喜びと感動、充実感―などそれぞれの思いを胸に来年の再会を誓っていた。
(松岡秀宜)
【写真=がん征圧などの願いを込め、笑顔での来年の再会を誓い合ったRFL2014室蘭閉会式=31日午前10時25分、室蘭市祝津町】
|