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【芸能・社会】

市村正親 涙の復帰会見 「妻は命の恩人!!」

2014年9月4日 紙面から

子どもの話で感極まる市村正親=東京都目黒区のホリプロで(五十嵐文人撮影)

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 早期の胃がんで腹腔(ふくくう)鏡手術を受け、自宅静養中の俳優市村正親(65)が3日、東京都目黒区の所属事務所「ホリプロ」で復帰会見を開いた。がん公表後、初めて公の場に姿を見せた市村は、妻で女優の篠原涼子(41)の勧めで受けた検査でがんが見つかったことから「自分の命を妻から頂いた」と妻への感謝を述べ、涙を見せて「命の恩人」とした。

 胃を半分切除し、体重も4・5キロ減ってスリムになった印象の市村はこの日、スーツ姿で登場。大きな声で「元気に戻ってきました!!」と復帰を喜んだ。

 市村は、6月下旬に体調不良のため病院に行き、急性胃炎と診断され入院した。その際、篠原が「不安だから調べてほしい。やれることをやって」と胃の内視鏡検査を勧めた。検査の結果、がんが見つかり、篠原は真っ青になったという。市村も長男(6)、次男(2)のことを案じた。出演舞台「ミス・サイゴン」を降板し、TBS系ドラマ「おやじの背中」の最終回出演も断念した。

 手術が成功し、「(妻と)2人で抱き合い、お互い泣きました」と振り返り、「女房、子どものためにしっかり生きられる」「家族っていいな」などと語り、時折涙をハンカチでぬぐった市村。8月13日は篠原の誕生日で、プレゼントについては「(篠原から)『あなたが健康になったのが最高のプレゼントです』、と。いずれあらためてということで…」と妻に感謝し、息子2人と合わせて「“男3人兄弟”で女手ひとつで大変でしょうが、よろしくお願いします」と呼び掛け、最後はガッツポーズを披露して会見を終えた。

 今後は、月1回の血液検査を受け、1年後に内視鏡検査などを受けるという。仕事復帰は、10月上旬のミュージカル「モーツァルト!」のけいこから。10月下旬、声優を務めた3Dアニメ映画「くるみ割り人形」(11月29日公開)の東京国際映画祭で行われるワールドプレミアでファンの前に初登場する予定だ。

 <市村正親(いちむら・まさちか)> 1949(昭和24)年1月28日、埼玉県川越市生まれ。73年、劇団四季のミュージカル「イエス・キリスト=スーパースター」でデビュー。劇団四季の看板俳優として人気を獲得、90年に劇団を退団。「ミス・サイゴン」「屋根の上のヴァイオリン弾き」などのミュージカルや、「ハムレット」など舞台を中心に活躍。05年12月に女優の篠原涼子と結婚。

 

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