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福島第一原発 汚染水タンクの弁から水漏れ
9月4日 23時14分

東京電力福島第一原子力発電所で、汚染水をためているタンクの弁から汚染水がしたたり落ちているのが見つかり、現在も水漏れが続いていることから、東京電力で対策を検討しています。

東京電力によりますと4日正午すぎ、福島第一原発で汚染水をためる2つのタンクを結ぶ配管の弁付近から、水がしたたり落ちているのを作業員が見つけました。
漏れているのは、建屋からくみ出されてセシウムを取り除いたあとに残った比較的高い濃度の汚染水で、東京電力では漏れている量は数秒に1滴程度だとしています。またタンクの周囲には高さおよそ60センチのコンクリート製のせきが設けられているほか、床も樹脂で覆われているため、外部や地中への漏えいはないとしています。問題の弁からはひび割れのようなものが見つかったということで、東京電力では水漏れを止める対策を検討するとともに、弁の周囲をシートで覆ったり、この弁につながる2つのタンクの汚染水を別のタンクに移したりする作業を進めています。
福島第一原発では、去年8月に高濃度の汚染水300トン余りがタンクから漏れだすなど汚染水漏れが相次いだことから、東京電力はパトロールを強化したりタンクに水位計や警報器を取り付けたりするなどの対策を進めています。

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